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水素療法のよくある質問

FAQ about H2 Therapy

水素療法(主に水素吸入)に関してよくある質問について一問一答形式で回答していきます。

水素療法・水素吸入の基本

水素吸入をしている女性

Q1: 水素療法とは何ですか?

水素ガスを吸入(水素吸入)したり、水素を溶かした水(水素水)を飲用したり、水素を含む製品を皮膚や髪に塗布したりすることで、健康維持や美容効果を期待する健康法や治療法のことです。

Q2: 水素吸入とは具体的にどのようなものですか?

専用の装置で生成された水素ガスを、カニューレ(細いチューブ)やマスクを用いて鼻や口から直接吸い込む方法です。機器によっては、部屋に水素を充満させたり、風に乗せて送ったりするものもあります。

Q3: 水素は体内でどのような働きをすると言われていますか?

主に、細胞を傷つけ老化や病気の原因となるとされる「悪玉活性酸素(ヒドロキシルラジカルなど)」を選択的に中和し、無害な水に変える抗酸化作用が注目されています。そのほか炎症を抑えたり、エネルギー工場と言われるミトコンドリアの保護や機能改善など、様々考えられています。

Q4: 水素吸入は医療行為にあたりますか?

現在、一般的な水素吸入は主に健康増進やリラクゼーションを目的とした民間療法として提供されています。過去には、一部の疾患(心停止後症候群)に対して先進医療として研究・実施されていました。

Q5: 水素吸入にはどのような効果が期待できますか?

疲労回復、抗炎症作用、生活習慣病の予防・改善サポート、美肌効果、アレルギー症状の緩和などが期待されていますが、効果には個人差があり、研究途上のものも多いです。

参考 水素吸入療法の効果や副作用は?知っておきたい基礎知識まとめ

水素に期待される効果について

笑顔で元気な高齢夫婦

Q6: 水素の「選択的な抗酸化作用」とは何ですか?

体内には良い働きをする活性酸素と、細胞を傷つける悪い働きをする活性酸素があります。水素は、特に細胞傷害性の高い悪玉活性酸素を選んで反応し、除去すると考えられています。

Q7: 水素は体に必要な「善玉活性酸素」にも影響しますか?

水素は悪玉活性酸素に選択的に作用するため、免疫機能などに必要な善玉活性酸素には影響を与えにくいとされています。

Q8: 水素吸入はどのような病気への効果が研究されていますか?

脳梗塞、心筋梗塞後の再灌流障害、パーキンソン病、関節リウマチ、呼吸器疾患など、酸化ストレスが関与する様々な疾患に対する効果が国内外で研究されています。

参考 水素吸入療法に期待される効果一覧

Q9: 水素吸入でアレルギー症状は改善しますか?

アレルギー反応に伴う炎症を抑制する効果が期待され、一部で研究が進められていますが、治療法として確立されたものではありません。

Q10: 水素吸入は美容にどのような効果が期待できますか?

シミ、シワ、くすみなどの原因となる活性酸素を除去することで、肌のコンディションを整えたり、エイジングケア効果が期待されたりします。

参考 【医師監修】水素吸入の驚くべき美容効果とは?10のメリットを徹底解説

Q11: 水素吸入は疲労回復に役立ちますか?

運動やストレスで体内に蓄積する活性酸素を除去し、細胞のダメージを軽減することで、疲労の回復をサポートする効果が期待されています。

参考 【医師監修】水素吸入で疲労回復?運動後の疲労や慢性疲労への効果を徹底解説

Q12: 水素吸入は二日酔いに効果がありますか?

アルコールの代謝過程で発生するアセトアルデヒドによる酸化ストレスを軽減する可能性が示唆されており、二日酔いの症状緩和が期待されることがあります。

参考 【医師監修】二日酔いに効果絶大?水素吸入の驚きの力を最新研究をもとに解説

水素吸入の安全性・副作用

水素吸入をしている子供

Q13: 水素吸入に副作用はありますか?

水素ガス自体は体内で過剰になっても速やかに呼気から排出されるため、副作用は極めて少ないと考えられています。ごくまれに、眠気を感じる方がいます。

参考 水素吸入は危険?副作用やデメリット、安全な取り入れ方を解説

Q14: 水素吸入は誰でも安全に受けられますか?

基本的には安全性が高いとされていますが、妊娠中の方、特定の持病をお持ちの方、治療中の方は、事前にかかりつけ医にご相談ください。

Q15: 水素吸入を行う上で注意すべき点はありますか?

信頼できる品質の水素吸入器を使用し、適切な濃度と時間で行うことが大切です。また、水素吸入だけに頼らず、バランスの取れた食事や適度な運動などの生活習慣も重要です。

Q16: 水素は可燃性ガスですが、吸入時に爆発の危険はありませんか?

水素吸入器は、安全に配慮して設計されており、吸入に使われる水素ガスは空気と混合された低濃度(通常1~4%程度)であるため、適切な使用方法を守れば爆発の危険性は極めて低いです。

参考 【危険】水素吸入器で水素爆発する条件とさせないためのポイント4つ

水素吸入の方法・種類

サロンで雑誌を読んでいる女性

Q17: 水素吸入器にはどのような種類がありますか?

水素ガスの発生方式(電気分解式が主流)、水素濃度、1分間あたりの水素発生量(流量)、医療用か家庭用かなど、様々な種類の機器があります。

参考 3種類の水素吸入器を比較!特徴やメリット・デメリットを徹底解説

Q18: 水素吸入の適切な水素濃度や発生量はどれくらいですか?

研究では様々な濃度や発生量が用いられており、画一的な基準は定められていません。これまでの研究に基づき、濃度よりも高い水素発生量の方が効果が期待できるのではと考えています。

参考 水素吸入器の「最適」な水素発生量は?多いほどよいのか科学的に検証

Q19: 1回の水素吸入時間はどれくらいが目安ですか?

目的や使用する機器によって異なりますが、一般的には30分から1時間程度が目安とされています。

Q20: 水素吸入はどのくらいの頻度で行うのが効果的ですか?

体調や目的により異なります。理想は毎日行うのが良いとされていますが、週に数回程度の方もいます。継続することが重要と言われています。

参考 水素吸入の頻度は「毎日1時間以上」が理想!目的別の推奨頻度を解説

Q21: 水素吸入はどこで受けることができますか?

水素サロン、一部のクリニック、整体院、エステサロン、フィットネスクラブなどで導入されています。また、家庭用の水素吸入器も販売されています。

参考 【都道府県別】水素吸入ができる施設一覧

他の水素製品との比較

水素水を作って飲んでいる女性

Q22: 水素吸入と水素水では、どちらが効果的ですか?

水素吸入はガスとして直接水素を体内に取り込むため、水素水よりも短時間で多くの水素を摂取できると言われています。一方、水素水は手軽に水分補給と同時に水素を摂取できる利点があります。

参考 水素水と水素吸入の違いとメリット・デメリットを解説

Q23: 水素風呂にはどのような効果が期待できますか?

水素風呂は、皮膚や呼吸から水素を取り込むことで、全身の血行促進、リラックス効果、皮膚の保湿や抗炎症効果などが期待されています。

Q24: 水素サプリは効果が期待できますか?

水素サプリには様々な種類があり、24時間体内で水素を持続的に発生させるとされるものもあります。水素水と同様に手軽に摂取できるものの、水素吸入の方が多く水素を取り込めると言われます。水素水や水素吸入に比べてまだ研究が少ない現状もある点には注意が必要です。

参考 水素サプリの効果は?副作用や選び方、効果的な飲み方まで徹底解説

費用・エビデンス・その他

支払いをしている写真

Q25: 水素吸入の費用はどのくらいかかりますか?

専門サロンやクリニックなどの施設で受ける場合、1回あたり数千円程度が一般的です。家庭用吸入器の価格は、性能やメーカーによって数十万円から百万円を超えるものまで幅広いです。

参考 水素吸入サロンの「料金相場」は1時間3000円!プランと選び方を解説

Q26: 水素療法の効果には、十分な科学的根拠(エビデンス)があるのでしょうか?

基礎研究(細胞や動物実験)や一部の臨床研究では有望な結果が報告されていますが、まだ解明されていない点も多く、さらなる質の高い臨床研究が求められています。全ての人に同様の効果が保証されるものではありません。

Q27: 水素吸入は健康保険の適用になりますか?

一般的な健康増進や美容目的の水素吸入は、健康保険の適用外(自費診療)です。

Q28: 「先進医療B」として認められた水素ガス吸入療法とは何ですか?

心停止後に蘇生した患者さんの脳障害などを軽減する目的で、水素ガスを吸入する治療法です。この治療法は特定の医療機関で、定められた基準のもと実施されています。ただし、現在は承認を取り下げられています。

参考 水素吸入が「先進医療B」から取り下げ!理由と現状、今後の展望まで徹底解説

Q29: 水素吸入の効果はプラセボ(思い込み)効果ではないのですか?

プラセボ効果の可能性は完全には否定できませんが、動物実験や細胞レベルの研究では水素の明確な生理作用が確認されており、全てがプラセボ効果とは言えません。

Q30: 家庭用の水素吸入器を選ぶ際のポイントは何ですか?

水素発生量などの性能だけではなく、コストや安全性(第三者機関の認証など)、耐久性、メンテナンスの容易さ、販売元の信頼性などを総合的に比較検討することが重要です。

参考 失敗しない水素吸入器の選び方9つのポイント解説

Q31: 水素療法に関する最新の研究動向はどこで確認できますか?

医学論文のデータベース(例:PubMed)で「hydrogen therapy」などのキーワードで検索したり、関連する学会(例:日本分子状水素医学生物学会)の情報を確認したりすると良いでしょう。

また、弊社が運営する「すいかつねっと」でも関連する研究論文の解説を行なっています。

参考 水素研究論文一覧